WordPressのススメ②:サイトデザインの妙

 

前回、WordPressの利点として、複数のコンテンツを一つのサイトに集約できるという利点をあげました。

ですが、WordPressの利点はそれだけではありません!なんといっても無数公開されているテーマの中から、自分の好きなものを選ぶことができ、プラグインやウィジェットを駆使して自由度の高い秀逸なデザインを構築することが可能です。なんといっても漫画やイラストを公開するサイトなのですから、可能な限り「美しい」サイトにしたいですよね!?

しかし一度テーマを選んでサイトを構築してから、「やっぱり違うデザインが…」と思って変更すると、サイトの移行は結構大変です。ですから、可能な限り、最初に考え抜いて自分に合ったテーマを選ぶことが大切だと思います。そこで「やとりえ」を開く際に、サイトデザインで悩んだ点を紹介していきたいと思います。

テーマ選び

海外製テーマと日本製テーマ

公開されているWordPressテーマの多くは、海外製で日本語を考慮に入れて制作されていない場合があります。テーマのサンプルではCoolでも、いざ日本語でサイトを構築すると、デザイン(特に行の間隔)が崩れてしまうという場合が多いです。

したがって日本製テーマが一番なのですが、こちらは無料で公開されているものが少ないという欠点があります…。

無料テーマと有料テーマ

WordPressには無数のテーマがありますが、大きく分けて無料のものと有料のものとがあります。もちろん無料のものにも素敵なデザインが多くありますが、サイドバーやウィジェットなどのカスタマイズが容易にできない場合が多いです。やとりえは当初、無料テーマを使ってはじめましたが、やがて目次やウィジェットの設定に限界を感じ、有料テーマに移行しました。

WordPressを選んだということは、既にサーバーも借りていることが前提になると思いますので、ここで妥協することなく色々思案してほしいと思います。やとりえが使用しているテーマは、OPENCAGE(オープンケージ)が提供しているWordPressテーマ「ストーク」です(*ただし多少カスタマイズして使用していています)。

また、他のブロガーさんたちが、何のテーマを使用しているのか「isitwp」のサイトで確認可能です。

デザインの妙

モバイルフレンドリーに

WordPressの更新は通常パソコンから行うので、見逃してしまいがちですが、来訪者のほとんどがモバイル経由のアクセスです。やとりえの場合、総アクセスのうち80~90%がハイエンドモバイル端末(スマートフォン)、タブレットが1~5%、デスクトップが5~15%程度です。ですから、徹底してモバイルフレンドリーに、つまり画面の大きさに合わせて自動的にデザインを変更してくれるレスポンシブルなテーマを選ぶ必要があります。決して、横スクロールが必要なサイトにつくってはいけません!Googleのサイト「モバイルフレンドリーテスト」で、携帯端末からの表示に向いているかどうかテスト可能です。

ともかく軽く

自分の描いた作品を可能限り高画質で提供したい…と思うのはすべての描き手に共通する思いだと思います。が、サイトで公開するには可能な限り軽くした方が良いです。5~6インチの画面で見る限り、高画質にしても差はほとんどわかりません。正直なところ超高画質版を用いるのは自己満足です。むしろ可能な限り軽くして、サクサク動けるようにするべきです。絵やイラストを公開するのに、画質を追及できないのは口惜しいところですが、そのバランスを見極めることが重要だと思います。なお、本サイトでの画像フォーマットについては以下の記事もご参照ください。

Web漫画の画像フォーマット

まとめ

「デザインに終わりはない」とよく言われるように、サイトのデザインにも絶対的な正解はなく、時代と共に併せていく必要があるのではないかと思います。サイトアクセスの状況をよく確認して、ユーザーに最もフレンドリーになるサイトになるよう心掛けたいですね。